与信審査というのは、主に新規の取引先に対して未回収のリスクや返済能力についての信用度を調査することになります。通常は一般的な小売業の店舗でしたら、現金と商品の引き換えで取引が行われますが、企業間の取引の場合は掛け払いと言われる一か月遅れの支払いというのが主な取引になりますが、その場合その1ヶ月の間に取引先が万が一倒産してしまったりすると、債権が回収できなくなり損失を被る可能性が出てきてしまいます。そういった事態を回避するために新規の取引先がどれほどの返済能力を有しているかを調べる必要があるのですが、与信審査をするためには新規取引先の決算書内の損益計算書や貸借対照表を参考にします。この場合には直近一年分だけでは判断ができないため、主には過去3年に遡って3年間の財務状況を会社の実績として調査していくようになります。

その上で、新規取引先の事業計画など将来性に関する部分も考慮しつつ判断していきます。与信審査に関しては小規模な会社の場合は社長もしくは簿記の資格を持った経理事務員が担当するケースもありますが、財務諸表を判断するためには日商簿記2級程度の知識は最低限必須になりますから適任者が見つからない現状もあります。そういった時に便利なのが与信代行企業になります。経理担当者は日々の仕訳や小切手や手形の発行など支払い業務や入金業務も行っているため、時間的及び精神的な負担を軽くするためにも与信審査というのは代行企業に任せてしまったほうがメインの業務に集中できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です