FXにはさまざまな注文方法が用意されており、現在の価格で約定する「成行」の他にも、特定の条件を満たしたときに執行されるタイプのものがあります。OCOという注文方法では、2つの注文を同時に出し、片方が約定したらもう片方は自動的にキャンセルになります。レートが高くなったときはこうしたい、安くなったときはこうしたいと思ったときに利用でき、レンジ相場から動き出したときに反応するような注文方法です。IFO注文でも2つの注文を出しますが、1つ目の注文が約定しないと2つ目の注文は発動しません。
利益確定や損切りの注文を同時に出すタイプの取引方法です。FX業者によっては用意されている注文方法の種類が違います。中には一度に複数のIFO注文を出せる、トラップリピートイフダンなど、FX業者が特許を取得している取引方法もあります。FXで発注する場合は売買の向きを間違えないように気をつけなくてはなりません。
人間が操作している以上、一定の誤発注リスクがあります。特に慣れてきたころや、新しい業者で初めて取引する場合には注意しましょう。日本のFX業者はトレードツールを自社開発しているところも多く、各社のインターフェースは特徴的な作りになっています。そのため操作方法が違っているため、間違えてしまうリスクも大きいのです。
一度約定した注文は基本的に取り消すことはできません。ただしすぐに清算すればスプレッド分程度しか損失は出ませんので、慎重な判断が必要です。