FXは株などの投資に比べて簡単ということで、多くの投資初心者が始めています。FXの仕組みは、為替レートの差額で儲けるようになっています。ここで、まず知っておきたいのが円安と円高です。経済ニュースなどでよく聞く言葉ですが、よく理解している人は少ないでしょう。
円安とは、例えば1ドル=100円だったのが120円になる状態のことを言います。今までは100円で1ドルに交換できていたのに、120円出さなければ1ドルに交換できなくなりました。そのため、円の価値が下がるということで、円安といいます。対して円高とは、1ドル=120円だったのが100円になる状態のことを言います。
考え方は円安と逆で、円の価値が上がるので、円高といいます。例題で確認してみましょう。1ドル=100円の時に10万円で1000ドル購入します。円安で1ドル=120円になった時に購入した1000ドルを日本円に交換すると12万円になるので、2万円の儲けが出ます。
逆に円高で1ドル=90円になった時に購入した1000ドルを日本円に交換すると9万円にしかならないので、1万円損してしまいます。このようにFXとは、日本円を外貨に交換しながら為替レートの差額で儲ける方法です。海外旅行をしたことがある人なら、外貨交換の際にこうした影響を受けたことがあるでしょう。円安になると旅費が高くつくので海外旅行に行く人が減るといいますが、海外旅行者からすると円安は大歓迎なのです。